ノート型よりやや大きめのラップトップ型パソコン

現在、一般に使用されているパソコンは大きく2つの区分に分類できます。

据置型(卓上型)のデスクトップパソコンと、持ち運びが容易で移動先でも使用できるノートパソコンです。ですが、今のようなノート型が普及する以前の1980年代、これら2つのタイプのちょうど中間に位置するような形態のものが流通していました。それは、ラップトップと呼ばれるタイプのものです。ラップトップとは「膝の上にのる」という意味です。つまり、椅子に座った状態で、これを膝の上にのせて使用することができる、ということをこれは意味しました。

当時のパソコンは今と比べればまだ高価で、オフィスなどでも一人に一台とするのはコストの面で現在ほど簡単な話ではありませんでした。また、コンピュータがデスク上を常に占有するのはスペース面から言っても望ましくないと考えられがちでした。そんなデメリットを解消したのが、このラップトップ型のコンピュータです。決められた置き場に数台を置いておけば、使いたい人が使いたい時にそこから持ち出して使用することができたので、一人に一台を与えずにすみました。

また、自分のデスク上にスペースがなければ別の場所で作業ができましたし、会議室など別の場所にも持ち運べるというメリットがありました。ところで、このラップトップという名称は、日本ではすでにあまり使用されなくなりました。ですが、前述のような経緯を知っている人にとっては、デスクトップ型よりは小さく、ノート型よりはやや大きめのものというイメージが今でも残っていることでしょう。一方、アメリカなどの英語圏では、現在でもラップトップ(laptop)という名称が頻繁に使用されています。彼らがラップトップと称するのは、日本でいうところのノートパソコンのことです。

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